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飲食店、美容室、クリニック、物販店など、業種ごとの原状回復・スケルトン工事費用相場と項目別単価を公開。適正な見積もりのポイントを解説します。
ABOUT
店舗やテナントの原状回復とは、賃賃契約の満了や中途解約による退去に伴い、借主がテナント内に追加した設備や内装造作を撤去し、契約書に定められた状態(一般的には入居前の更地状態であるスケルトン状態)に戻して貸主に返還する義務のことです。
オフィスの原状回復が「クロスの張替えやクリーニング等の表装復旧」が中心であるのに対し、店舗・テナントの原状回復は「間仕切り壁の解体、大型厨房機器の搬出、配管の切断、ダクトの撤去」といった本格的な解体・設備工事が伴います。そのため、専門的な解体技術とビル管理会社とのスムーズな調整が必要となります。
MARKET PRICE
※費用目安は現場状況や契約内容によって大きく変動します。正確な金額は現地調査後の見積もりとなります。
| 店舗の種類 | 費用目安(総額) | 坪単価目安 | 高くなりやすい要因 |
|---|---|---|---|
| 飲食店 | 50万円〜300万円以上 (現場状況により変動) | 3万円〜10万円/坪〜 (目安) | 厨房設備、排気ダクト、グリストラップ、給排水設備、スケルトン戻し |
| 美容室・サロン | 40万円〜200万円 (現場状況により変動) | 3万円〜10万円/坪〜 (設備が多い場合は5万〜15万/坪) (目安) | シャンプー台、給排水設備、ミラー、造作カウンター、個室 |
| クリニック | 60万円〜300万円 (現場状況により変動) | 3万円〜10万円/坪〜 (目安) | 診察室・処置室の間仕切り、医療設備、専用床材、電気配線 |
| 物販店・小売店 | 30万円〜150万円 (現場状況により変動) | 1.5万円〜5万円/坪〜 (目安) | 什器、棚、看板、床・壁の補修、スケルトン指定 |
| オフィス | 20万円〜120万円 (現場状況により変動) | 1.5万円〜4万円/坪〜 (目安) | 間仕切り、OAフロア、電気配線、会議室撤去 |
| スケルトン戻し | 60万円〜300万円以上 (現場状況により変動) | 3万円〜10万円/坪〜 (目安) | 内装・天井・床・設備・配線の全面撤去、夜間工事、搬出条件 |
上記は一般的な相場をもとにした目安です。実際の費用は、賃貸借契約の原状回復範囲、店舗の坪数、設備量、搬出経路、工期、夜間作業の有無によって変動します。
INDUSTRIES
各業種に特有の撤去項目、費用を抑えるポイント、契約上の注意点をプロが解説します。

飲食店の原状回復費用は、50万円〜300万円以上が目安(現場状況により変動)です。厨房設備や排気ダクト、グリストラップ、給排水設備があるため、他の店舗よりも費用が高くなりやすい傾向があります。特に、スケルトン戻しが必要な場合や、ダクトが長い場合、重量のある厨房機器の搬出が必要な場合は、費用が大きく上がることがあります。
飲食店で必要な主な工事:
美容室・サロンの原状回復費用は、40万円〜200万円が目安(現場状況により変動)です。シャンプー台や給排水設備、ボイラーなどの給湯設備が多数配置されているため、配管の撤去や防水床の解体が必要になります。特に、シャンプー台の数が多い場合や、個室の間仕切りが多い場合は、費用が高くなる傾向があります。
美容室・サロンで必要な主な工事:
クリニック・医院の原状回復費用は、60万円〜300万円が目安(現場状況により変動)です。診察室や待合室、処置室といった多数の間仕切り壁の解体が必要であり、レントゲン室がある場合は鉛入りシールドボードの特殊処分が必要になります。医療機器の撤去や給排水設備の閉塞処理も専門技術が必要です。
クリニック・医院で必要な主な工事:
物販店・小売店の原状回復費用は、30万円〜150万円が目安(現場状況により変動)です。他の業種に比べて水回りや複雑な設備が少ないため費用を抑えやすいですが、ブランド特注の什器、フィッティングルーム、レジカウンターなどの撤去が必要になります。契約書でスケルトン戻しが指定されているかどうかも重要です。
物販店・小売店で必要な主な工事:SKELETON

スケルトン戻しとは、店舗内の内装・設備・造作物を撤去し、コンクリート躯体や契約で定められた状態まで戻す工事です。飲食店、美容室、クリニック、物販店などのテナント退去時に求められることがあります。
物件やビルの契約内容によって、退去条件として「スケルトン工事」や「スケルトン解体」が明確に指定されている場合があります。その際には、指定の範囲に沿って「店舗 スケルトン工事」または「テナント スケルトン工事」を専門会社にて適切に行う必要があります。
| 店舗タイプ | 坪単価目安 | 総額目安 |
|---|---|---|
| 物販店・小規模店舗 | 3万円〜5万円/坪〜 (目安) | 60万円〜150万円〜 (現場状況により変動) |
| 美容室・サロン | 5万円〜10万円/坪〜 (目安) | 100万円〜300万円〜 (現場状況により変動) |
| 飲食店 | 5万円〜10万円以上/坪〜 (目安) | 150万円〜500万円以上〜 (現場状況により変動) |
| クリニック | 4万円〜10万円/坪〜 (目安) | 100万円〜300万円以上〜 (現場状況により変動) |
契約書の指定内容に不安がある場合もお気軽にご相談ください。
UNIT PRICE
内装解体から設備処理、内装工事にいたる各項目の単価相場です。見積書の妥当性を確認する際にご活用ください。
| 工事区分・項目 | 単価の目安 | 単位 | 工事内容と概要説明 |
|---|---|---|---|
| 内装解体工事(床・壁・天井) | 5,000〜12,000円 | ㎡ | 間仕切り壁、石膏ボード、軽量鉄骨下地、天井材、床仕上げ材等の解体撤去。 |
| 厨房設備・グリストラップ撤去 | 50,000〜200,000円 | 一式 | シンク、作業台、調理器の取り外しと搬出、グリストラップ内の清掃および解体。 |
| 排気ダクト・大型フード撤去 | 80,000〜250,000円 | 一式 | 厨房上部のステンレス製大型排気フードと天井裏ダクト配管の解体処分。 |
| 給排水設備配管・閉塞処理 | 30,000〜80,000円 | 系統 | 不要な配管を切断し、漏水が発生しないよう専用プラグやキャップで止水する工事。 |
| 壁クロス張替え(新規) | 1,200〜2,200円 | ㎡ | 汚れ・剥がれのある壁クロスの下地調整と、新規指定クロスの貼り付け。 |
| 床クッションフロア/Pタイル張替え | 3,500〜7,000円 | ㎡ | 床の下地調整、既存床材の剥がし、新規シートまたはPタイルの貼り付け。 |
| 電気配線撤去・分電盤整理 | 40,000〜120,000円 | 一式 | 店舗追加配線の撤去、ショート防止端末処理、一次側(ビル側)分電盤の復旧。 |
| 看板・サインプレート撤去 | 30,000〜150,000円 | 箇所 | 店外の袖看板、ファサード看板、サイン文字の取り外し、電気配線処理。 |
| 産業廃棄物収集運搬・適正処分 | 18,000〜30,000円 | 立米(㎥) | 解体した廃材(プラスチック、金属、コンクリート、木くず)を処分場へ搬出・処理。 |
| 店舗クリーニング仕上げ | 1,000〜2,000円 | ㎡ | 解体後の掃き掃除、拭き掃除、ダスト吸引、サッシや床面の水洗い清掃。 |
WARNING
見積額が高騰しやすい要因をまとめました。事前の確認と対策で費用削減が可能です。
商業施設やオフィスビルで日中の騒音工事が禁止されており、夜間(20時〜翌5時)に作業を行う場合、深夜労務手当により人件費が高騰します。
エレベーターが使用できない、または養生範囲が広く、解体材をトラックまで手押し車で長距離運搬・手運びする必要がある場合、工数が増えます。
着工前の事前調査で、古いビル(特に2006年以前の着工)の壁や床シート下地にアスベストが確認された場合、特殊な飛散防止対策費用と処分費が発生します。
防災設備(スプリンクラー、感知器)、空調、電気の一次側などビル全体の安全に関わる設備は、管理会社指定業者が行うため相場より高額になりがちです。
解体日程がギリギリの場合、同時に多数 of 作業員を投入する必要があるため、非効率的な人員配置となり人件費がかさみます。早めの計画が不可欠です。
解体時に「木くず」「コンクリート」「プラスチック」などの分別を行わず混載した状態で廃棄すると、処分場での受入費用が最大で倍近く高騰します。
CASES
当社が実際に施工した代表的な工事実績のご紹介です。

JR新宿駅の地下改札横という、日中は非常に人通りの多いエリアでの施工だったため、すべての解体・搬出作業を夜間・深夜帯に限定して実施しました。ビル指定業者様の1,500万円の見積もりに対し、工程管理と直接施工により約400万円での施工を実現し、大幅なコスト削減に貢献いたしました。

銀座のハイグレードな商業施設内での施工であり、管理会社の安全・施工管理基準が非常に厳しい物件でした。搬入出経路の完璧な養生と徹底した騒音・振動対策を行い、ビル指定業者様の1,500万円の見積もりに対し、施工品質を一切落とさず約600万円で完工させました。大幅なコスト削減を実現し、管理会社様からも高い評価をいただきました。

213㎡の大型レストラン物件であり、指定業者様による初期見積もりは約6,500万円と非常に高額でした。弊社でダクトや防災設備などのB工事区分を管理会社様と丁寧に折衝・分離発注し、自社直接施工を組み合わせることで約3,500万円での施工を実現し、3,000万円ものコスト削減を実現しました。
FLOW
現地調査、お見積り、ビルオーナーとの打ち合わせ調整、着工、お引渡しまでの全工程です。
まずはお問い合わせフォーム(写真添付も可能)またはお電話(03-6268-8547)にてご相談ください。図面や坪数をお伝えいただければ、その場で概算の目安をお答えすることも可能です。
当社の経験豊富な専門スタッフが退去予定の店舗へ伺い、床下・天井裏の配管、ダクト、廃棄物の搬出経路、アスベスト含有の有無、B工事箇所の確認を詳細に行います。
現地調査から最短翌営業日〜3日以内に、工事項目と処分費を明確に分けた詳細なお見積り書をご提出します。項目内容について職人が分かりやすく解説いたします。
賃貸借契約書に沿って、ビル指定のB工事の範囲や工事期間、騒音作業を行ってよい時間帯などを、当社が間に入ってビル管理会社と直接調整・代行申請します。
着工前に、同じビルや周辺店舗の皆様へ工事日程の説明とご挨拶を行います。共用廊下やエレベーターを傷つけないよう、厚手の養生材を徹底配置します。
熟練の解体工が工事を開始します。騒音・振動を最小限に抑える解体機械を使用し、分別解体を徹底して、安全に作業を進めてまいります。
解体で発生した木材、プラスチック、金属屑、コンクリート破片などを指定処分場へ適正搬出します。法令に基づき、マニエスト(産業廃棄物管理票)を正しく発行・管理します。
すべての解体と補修作業が完了した後、細かなゴミや粉塵が残らないよう、店舗内の隅々まで水洗い・掃き掃除などのクリーニング仕上げを行います。
オーナー・管理会社立ち会いのもと、契約書通りの原状回復・スケルトン状態に仕上がっているか検収を行い、問題がなければ無事にお引渡し完了(返還)となります。
FAQ
お客様から寄せられるご質問に、原状回復の専門家がお答えします。
業種や店舗の状況によって異なりますが、一般的な目安(坪単価)は、物販店で3万〜8万円、美容室で4万〜10万円、飲食店で5万〜15万円程度です。厨房設備や配管処理が多い飲食店は高くなる傾向があります。
店舗の内装、造作、設備(エアコン、配管、間仕切りなど)をすべて解体・撤去し、入居前の状態であるコンクリート打ち放しの状態(構造体のみ)に戻してオーナーに返却することです。多くの店舗契約で義務づけられています。
居抜き退去は、内装や設備を残したまま次のテナントに引き渡す方法で、解体費用がかかりません(ただし貸主の承諾と後継テナントが必要です)。スケルトン戻しは、すべて解体して空にするため、借主が解体費用を全額負担します。
はい、対応可能です。当社の職人ネットワークを活かして、夜間工事や突発的なスケジュール調整にも柔軟に対応いたします。まずは一度お電話でご状況をお聞かせください。
はい、可能です。お持ちの図面(平面図、設備図)や、現在の店舗内が分かる写真をメールやLINEで送付いただければ、概算のお見積もりを算出してご提示いたします。
いいえ、現地調査およびお見積りの作成は完全に無料で行っております。お見積り後にご契約に至らなかった場合でも、調査費用やキャンセル料は一切発生しませんのでご安心ください。
賃貸借契約書(特に原状回復特約)をご確認ください。「スケルトン返還」か「事務所仕様返還」か、またエアコンや看板、共用部のどこまでが対象になっているかによって範囲が変わります。契約書をお見せいただければ当社で確認代行も行います。
頑丈な調理カウンターの解体、排気ダクトの撤去、グリストラップや床下の複雑な排水配管の処理、ガス・電気の引き込み容量の整理など、撤去すべき重設備や解体工数が他の業種に比べて圧倒的に多いためです。
経験豊富な自社職人が、現地調査から工事完了までワンストップで対応。ムダな中間マージンをカットし、ビルオーナーや管理会社との調整もすべて代行します。
お急ぎの方・お電話での相談はこちら(03-6268-8547):
03-6268-8547